カーフィルムとは業者とフィルムを選ぶ際のポイント

カーフィルムとは

カーフィルムとは

3種類の光と密接に関係するカーフィルム

カーフィルムには、波長と呼ばれる数字が関わってきます。そしてカーフィルムには、その数字と連動している特性があるのです。 それを理解する為には、まず光には3種類ある事を知っておかなければなりません。よく言われることですが、可視光線というタイプの光があります。いわゆる人間が目視確認できるタイプの光です。


もちろん自動車を運転する時には、可視光線を確認する事自体は大切です。夜道を走らせている時に、照明の光などが見えないのは困るでしょう。もちろん日光なども、可視光線の1つに該当します。

それだけでなく、赤外線もあるのです。いわゆる車の中の温度が高まってしまうか否かは、この赤外線のボリュームに左右されます。あまり多くの赤外線が車の中に入ってしまうと、車内温度も高まってくる傾向はあるのです。

上記の可視光線と赤外線の他に、紫外線もあります。これは多くの方々にはなじみ深く、いわゆる皮膚癌などの一因になってしまう光線です。太陽光には赤外線と可視光線と紫外線という3種類があります。この3つの中で赤外線と紫外線には注意が必要です。

太陽光の3種類の光線には、波長と呼ばれる数字が関わってきます。紫外線の光線は、400nm以下になっている訳です。可視光線という光線は、400nm以上800nm以下の波長となります。800nm以上の光線は、赤外線に該当します。カーフィルムを選ぶ時は、この波長をベースにフィルムを選ぶ必要があります。

どの波長の領域をカットするかがポイント

どの波長の領域をカットするかがポイント

カーフィルムを施工しても、全ての波長の光をカットする訳ではありません。カーフィルムのメーカーによってカットする波長の領域が変わってきます。

一般的なカーフィルムですと、800nm以下の波長をカットする傾向はありますが、800nm以上の赤外線はカットしないフィルムが多く存在します。また、赤外線カットのカーフィルムもカット率が異なるため、赤外線カット率の高い製品が求められます。


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赤外線は3つに分かれています

さらに3つに区分される赤外線

具体的には、400nm以上1,200nm以下が赤外線と区分されていますが、赤外線は3つに分かれています。【近赤外線、赤外線、遠赤外線】です。この赤外線の領域を総合的にカットすることも重要なのです。カーフィルムメーカでよくある表記なのですが、赤外線カット率95%と謳っていても、その領域によってカットしている数値が異なります。

A社のカーフィルムでは赤外線カット率92%と謳っていても近赤外線は89%カットで遠赤外線が92%だったりするわけです。

紫外線カット率99%は当たり前

紫外線カット率99%は当たり前

カーフィルムの性能にUVカット「紫外線カット」機能があります。紫外線カット率は99%はほとんどのメーカーが実現しています。99%カットは今の時代は当たり前なのですが、フィルムメーカーによっては着色されたフィルムを使用している場合があり、着色フィルムだと経年劣化による色あせや色抜けが生じてしまします。また、より快適な車内空間を実現するためには赤外線カットが重要になります。


赤外線カット率95%の表記に注意

赤外線カット率95%の表記に注意

赤外線を95%カットしたからといって遮熱効果が高まるわけではありません。なぜならば可視光線にも熱さが含まれているため、赤外線と同時に遮蔽係数の低いフィルムを施工することが、より高い熱さ対策に繋がるのです。当店のソーラーガードというフィルムはミラータイプのフィルムとなり、太陽光を吸収するだけでなく、反射させることによってより高い性能を実現します。


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カーフィルムの効果・特徴

カーフィルムとは

カーフィルムのメリット

カーフィルムは種類も様々でカラーや特性も様々なです。一般的によく耳にするスモークフィルムは紫外線カットだけでなく、赤外線を遮断するタイプもあります。赤外線をカットすることで車内に伝わる熱を遮断できますので夏場などのエアコンの効率がアップします。

スモークフィルムは、車内環境だけでなく見た目のエレガントにするドレスアップ効果や外からの視認性を低下させるプライバシーの保護・防犯抑止の効果も得られることができます。また、万が一の事故でガラスが割れてしまったときも破片の飛散を減少させる効果があります。


透明 カーフィルム

車検が通らないカーフィルム

カーフィルムには透過率の種類が多数あります。フィルムのカラーが濃ければ透過率は低く、透明になればなるほど透過率は高くなります。

リヤガラスへのカーフィルム透過率は制限がありませんが、フロントガラス(正面と運転席・助手席のサイドガラス)は透過率70%以上のカーフィルムでないと車検が通りません。

フロントガラスには透過率の低いスモークフィルムは貼り付けができませんが、透明でも高い遮熱性能を持つカーフィルムがありますのでオススメです。


サンバイザー カーフィルム

上部20%はサンバイザーフィルム

先述したとおりフロントガラスは透過率70%以上のカーフィルムでないと車検が通りませんがフロントガラスの上部20%部分の面積には日よけ目的として着色されたフィルムを貼ることが可能です。

サンバイザーフィルムはカラー展開が豊富ですのでボディーカラー等に合わせて選ぶことが可能です。

徐々に濃くなるグラデーションフィルムは後付け感もなく純正のようにマッチしますのでオススメです。


フロントガラス カーフィルム

フロントガラスはフィルム施工店へお任せください

車検での透過率は、ガラスとフィルムが合わさった状態を測定します。カーフィルムのみ買ってきて貼り付けはご自身でという方も多くいらっしゃるかと思いますが、フロントガラスへのホコリやゴミの混入により車検に通らないというケースもございます。

当店では集塵機付きのフィルム施工専用ブースで貼付けを行いますので高いクォリティで商品をご提供致します。フロントガラスへの断熱カーフィルムをお考えでしたらぜひご相談ください。


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スモークフィルムの視認性

スモークフィルムは運転しにくい?

透過率の低いスモークフィルムをリアガラスに貼り付ければドライブでは視認性が悪くなってしまいます。

内側からの視認性が高く、外からは見えづらいカーフィルムをお探しならソーラーガードカーフィルム クァンタムがオススメです。

熱遮断性能も高く、可視光線や赤外線に含まれる熱エネルギーを最大61%カットします。また染色は一切使用しないため、耐久性「資格品質」を長期間に渡り持続させのとも特徴です。


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シルフィード カーフィルム

おすすめのカーフィルム

カーフィルムは様々な種類がありますが、IICでも施工が多くおすすめなフィルムがSylphide(シルフィード)です。メーカーはIKC(アイケーシー)で日本で流通量の一番多い安心のカーフィルムです。

Sylphideは、原着フィルムというポリエステル原料より色を着色する製法でつくられているため、 従来の透明ポリエステルフィルムに染色やコーティングする製法と比べ耐候性にすぐれています。 そのため、色が極端に変色したり退色したりする事はございません。
さらに原着フィルムは一般フィルムと比べ車内からの視界性にも優れており、すっきりと見えやすくなっています。
※色の濃いフィルムは夜間運転など視界が暗くなるので、運転に不安を覚えるドライバーの方は透過率の高いフィルムがオススメです。


優れた断熱性能

シルフィードフィルムは赤外線を92%カットしますので、太陽の熱の車内への親友を大幅にカットします。冷房をつけた時も、外気温に左右されにくくなりあまのでエアコンで燃費を消費することもなく経済的です。

夏場の太陽光に含まれる赤外線での肌のジリジリ感を軽減するだけでなく、車内のステアリングやダッシュボードなどの樹脂パーツの劣化も防ぐことが可能ですので車内環境の向上とともに室内インテリアの保護にも役立ちます。

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窓ガラスへフィルムを張る際の注意点

スモークフィルム

スモークフィルム

濃色カーフィルムは、プライバシー保護の効果が得られますが、車内からの視界が低下するため事故の原因にもなります。

2003年以前に、車内からも外が見えにくいほどの低透過率のフィルムが流通し夜間の事故が増加しました。そのことから、2003年9月より、フィルムの透過率についての規制が行われました。

そのため道路運送車両法の保安基準 第29条が一部改正されることになり、フロントへの濃色フィルム施工に対する規制が強化されました。

道路運送車両法の保安基準 第条29条3項では、「自動車(被牽引自動車を除く)の前面ガラス及び側面ガラス(運転者席より後方の部分を除く)は、透明で、運転者の視野を妨げるようなひずみがなく、運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲に係る部分における可視光線透過率が70%以上でなければならない。」と定めています。


透過率 測定器

透過率 測定器

上記の事から、一般的なカーフィルムは、この70%を基準に作られています。基準を下回ると、車検に通らず、折角張ったフィルムをはがさないといけないといった事態も起こります。

フィルムの透過率には十分注意したいところです。アイアイシーでは、透過率 測定器を使いフィルムの透過率に間違いないかきちんとチェックしています。


スモークフィルムを自分で貼る際の注意点

スモークフィルムを自分で貼る際の注意点

カー用品店では、フィルムだけ数千円~で買えるものもすくなくありません。車にあわせてカットされているフィルム貼って剥がせるタイプなどもあります。

自分で貼り付ければ費用の節約になります。ユーチューブやネットでも貼り方を、たくさん調べる事はできるでしょう。種類も豊富なので、目的にあったフィルムを選び施工することをお勧めします。


フィルム貼り付けに必要な道具は、カッター、ハサミ、霧吹き、ゴムヘラがあれば基本的には大丈夫です。しかし、大量の水を使いゴミや空気の侵入に気を付けないといけないので、ご自身で、スモークフィルムを貼って失敗する方も少なからずいらっしゃるのも現状です。

とはいえ、何回かチャレンジすれば上手に貼ることは可能です。しかし、時間や手間、失敗した時のリスク道具をそろえるなどを考えるとプロにお任せするのがいいかもしれません。

カービューティアイアイシーでは、専用ブースを使用し、フィルムの施工を行っています。カットは、車両に直接カッターを入れることはありませんのでお車を傷つけることもありません。ナイフレステープという特殊なテープを使用して形にあわせて安全にカットしていきますの傷がつかず安心です。ご相談だけでもぜひご来社ください。

カーフィルムの貼り付けでよく頂く質問

透過率は一番選ばれているの何%ですか?

車種によっても違います。セダンタイプですと、20%が一番選ばれています。
SUVやアルファードクラスですと、8%が一番多く選ばれています。
近年ではプライバシーガラスも濃くなってきています。そのためにもあまり濃すぎないように全体では20%が平均的に多い濃さになります。

どのくらいの耐久年数ですか?

耐久年数は一概に図れませんが、当社のプロ専用フィルムはフィルムメーカーの中でも最も耐久性が高いフィルムを使用しております。カーフィルムにおいては、常にクリアな 視界を確保しながら経年変化による退色(色あせ)や変色を防ぎ、機能を保つために、ほとんどの製品にあえてコストのかかる原着 タイプを採用しています。原着タイプとは、原料となるPET樹脂にあらかじめ着色をしてからフィルム状に成膜する高度な製法です。

施工日数はどのくらいですか?

施工面積によっても違いはありますが、リアセットですと4時間~、全面施工で1日~となります。お預かりしてからご納車までの前後の工程を入れ1時間ほどのタイムラグが生じます。

フィルムを貼ってから気をつけることはありますか?

原則的には当日の窓の上げ下げは極力お控えください。剥がれてしまう可能性考慮してください。先の尖ったものが当たるとフィルムが破けてしまいますのでご注意ください。

日常のお手入れなどは必要ありますか?

ガラス専用のクリーナーでガラスをふきあげてください。そのほかのお手入れは不要です。

カーフィルムは剥がしても後に残らないの?

当社の使用しているシルフィードフィルムはノリ残りが極力抑えられます。ソーラーガードフィルムは多層構造のためにノリ残りが生じます。一部リアの熱線が剥がれてしまう車種もありますので剥がす際の状態には十分注意してください。 基本的には晴れた気温の高い日に剥がします。

フロントガラスに施工した場合、GPS・ETC等に影響はありますか?

ミラーフィルムは電波を遮断してしまいますが、透明断熱フィルムでしたら問題はありません。専門店にご相談ください。